時事:イラン核合意協議再開- 米制裁解除なるか

イランと米英独仏中露が、2018年にアメリカトランプ大統領が離脱した核合意について協議再開しているようです。

まず2015年にイランと米英独仏中露が結んだ核合意とアメリカの合意離脱までの流れについておさらいすると、①もともとイランは親米王朝→②石油利権がらみで不満を高めた国民が親米政権打倒(1979年イランイスラム革命)→③アメリカ-イラン国交断絶→④2002年にイラン核開発疑惑が浮上→⑤アメリカによる対イラン経済制裁→⑥2015年にオバマ大統領により核合意_イランが核開発を大幅制限する代わりに経済制裁を解除する内容→⑦2018年にトランプ大統領が一方的にに合意を離脱し経済制裁を再開(核合意について、イランと対立する周辺国のイスラエルやサウジアラビアが『イランを利する』として反対の立場であったことなどが背景)

2021年にトランプに勝って大統領になったバイデンさんが、中東の安定のために核合意に戻るとすると、経済制裁解除→イラン産原油が市場に流入して石油価格の下落を起こすかも、という予測がなされているようです。

【感想】核合意に反対する国もあるとのことで、簡単な議論ではないのだな、と素人ながらにも考えます。(仮に)核合意によって石油が流入したとしても、足元からのコロナからの経済回復による需要増加などいくつのファクターがあり、単純に核合意→原油価格下落が起こるというのも、起こってみないとわからないだろうと思います。

【アクション】単純に核合意→原油価格下落という話にもならないだろうと思ったので、今ホールドしている某石油開発大手の株は売らずに握っておくことにします。

本日は以上です。お読みいただき、ありがとうございました。